SPFはUVBを防ぐめやす
太陽からの紫外線の中でUVBが占める割合は10%に満たないわずかなものです。
でも、UVBは肌に炎症を起こし、色素沈着を起こす原因にもなります。
繰り返しUVBを浴びると肌の老化や皮膚がんを誘発するおそれがあります。
Sun Protection Factor
サン プロテクション ファクター
SPFはUVB防止効果の程度を「数値」で表したもので、
UVBによって肌が赤くなる性質を利用した測定方法で求めることができます。
1992年に日本化粧品工業連合会がその測定方法の基準を定めました。
SPFは2から50までの数値で表されますが、表示する数値には上限があり、「50+」が最高です。
*海外では測定基準が異なる部分がありますが、数値の意味と効果はほぼ同じです。
PAはUVAを防ぐめやす
UVAは肌を黒くするほか、皮膚の奥深くに侵入するので、
長期間浴びると肌の老化につながります。
Protekution Grade of UVA
プロテクション グレイド オブ UVA
PAはUVA防止効果の程度を「記号」で表したもので、
UVAによって肌が黒くなる性質を利用した測定方法で求めることができます。
日本化粧品工業連合会がその測定法の基準を定めましたが、
PAはその効果を実感しにくく、長期的な悪影響を数値にすることが難しいため、
SPFのように数値化しませんでした。
*測定法だけの規定であり、表示方法についての規定は現時点では各国にゆだねられています。なお、SPF測定法については、国際的にも類似の表示がなされていますが、UVA防止効果測定法については、日米欧だけを比較してもそれぞれ異なったものとなっています。(日本化粧品工業連合会Japan Cosmetic Industry Association 公式ホームページより)
今までUVA防止効果を表す表示は、「PA+」、「PA++」、「PA+++」でしたが、防止効果によって「PA+++」と「PA++++」に分けて表示されるようになっています。
※「PA++++」(UVA防止効果が極めて高い)