敏感肌のスキンケアで気をつけることはありますか？
A.化粧品によるかぶれ（接触性皮膚炎）にはアレルギー性と刺激性の2種類があります。
アレルギー性は特定のある原因物質において引き起こされたものなので、その原因物質を取り除けば問題ありません。
刺激性のかぶれは、刺激が強すぎて皮膚が負けてしまった状態です。刺激の強いものが長い間皮膚に接触していたり、体調、季節の変わり目、生理、皮膚の調子が優れない時などに起こり得ます。
まず、アレルギー性に関しては日頃から意識することが大切です。コスメ日記のようなものを作成し、肌の調子の悪い日があった時は
・どういったスキンケアをしたのか
・そのときに使用した化粧品の全成分を記録
・そのときの体調（だるかった、生理前など）
・その日にした食事内容
・お通じの有無、お小水の回数
・その日にあった気になる出来事
などを書き留めておくとよいでしょう。長期間続けるうちに、何か共通した事柄が見えてくるかもしれません。
逆にお肌の調子がよかった日も書き留めておくと、自分にあった最良のスキンケア方法が見つかるかもしれません。こういった日記があると、何らかの肌トラブルで皮膚科に受診するときに大いに役立つはずです。
また、アレルギー性のかぶれは時間がたってから症状がでるのに対して、刺激性のかぶれは使ってすぐにヒリヒリしたり、赤みを帯びたり、かゆみを伴ったりします。
また、シャンプーやリンス、洗顔料はよく洗い流して成分が顔や頭に残らないようにしましょう。さらに生理前などPMS症候群でお肌の調子が優れない時は、無香料の敏感肌用化粧品をご使用されたほうがよいでしょう。