自然派化粧品を選ぶガイドラインはありますか?

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ロングセラーであるということは、それだけ多くの人に愛され支持され続けているということになります。
5年、10年と長期間にわたり支持を受け愛用されている商品は、ブランドとしての確固たる地位を築き、信頼性も厚いと考えられます。また、製品の成分を大幅にリニューアルせず、5年、10年と売れ続けている商品は、それだけトラブルに関しても少ないということがいえるのではないでしょうか。

流行を追いかけて毎年のようにリニューアルしたり、新商品を頻繁に発売しては消えていく化粧品よりも、昔から愛され続けている化粧品にこそ安全性と信頼、そして実力があると思いましょう。



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化粧品トラブルで最も多い原因が香料です。
そのため、過去に化粧品でアレルギーの出た経験があり、その原因が特定出来ていない方や、過敏肌の方は香料無添加のものを選びましょう。

オーガニック先進国であるEU諸国で製造されているオーガニックコスメにも香料や防腐の目的として、天然のエッセンシャルオイルが配合されています。この天然のエッセンシャルオイルも、もちろんアレルギーの要因になりますので、たとえオーガニックコスメであっても無香料タイプのものを選ばれたほうが無難です。
香料は各メーカーが企業秘密にしている場合がほとんどですので、成分を知ることはできないと思っておいたほうがよいでしょう。

成分がほとんど同じなのに、あるメーカーは何を使ってもお肌に合わないというケースは、香料が原因になっている可能性も考えられます。


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現在の日本の法基準において「無添加」に関するガイドラインは制定されていません。
また、無添加に対する考えはメーカーによって異なり、「無添加」と表示してあるからといって、化学成分が一切無添加である、ということではないのです。無添加=安心というイメージにとらわれ、購入してしまわないよう、きちんと知識を用意しておくことも必要です。
当サイトでも何が無添加であるか表記は行っておりますが、商品ページに表示してある全成分も必ずご確認ください。
お客様自身もご購入前にメーカー毎に何が無添加であるのかを確認した上で、ご自分でしっかり判断し、ご自分の肌に合う化粧品を見つけることが大切です。


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紫外線吸収剤は化粧品に配合しやすく、SPFやPAの高数値を出しやすいという利点があります。しかし、アレルギー性接触皮膚炎や、紫外線吸収剤が紫外線と反応して生じる光アレルギー性接触皮膚炎を起こす場合もまれにありますので、とくに敏感肌の方にとって避けたい成分になります。
UVカットには酸化チタンや酸化亜鉛などが配合されている紫外線散乱剤が配合されている化粧品を選びましょう。



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化粧品成分の中で特にかぶれを起こしやすい成分は、タール色素、香料、防腐剤、鉱物油などです。
敏感な方ですと、かぶれたり赤くはれるようなアレルギー症状が出たり、使用してすぐヒリヒリするといった刺激を感じることがあります。
自然派化粧品販売センター取扱い商品の中には製品の都合上、どうしても防腐剤が少量入っているものがありますが、各商品ページで全成分表示してありますので必ず購入前に確認しましょう。


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パッチテストとは、化粧品を皮膚につけてテープで覆い、皮膚が何で赤くなっているかを調べることにより、かぶれなどの接触性皮膚炎の原因を見つけることを主な目的とする検査です。

すべてのお客様に100%安全な化粧品というものはありません。そのため、化粧品をご購入する前に、必ず「かぶれ」の原因をつきとめるには欠かせない検査であるパッチテストを行い、安全かどうかを確認する必要があります。

特に過去、化粧品でかぶれを起こした経験のある方や、少しでも異常を感じたことのある方は、皮膚科でパッチテストを行ってください。
化粧品の場合、それほど強い症状が出ないため、気づかずに使い続けていることがあります。かゆみが少しある、少し顔が赤くなるといった程度でも、接触性皮膚炎(かぶれ)を起こしている可能性がありますので、パッチテストは行っておくべきでしょう。

ただ、パッチテストで異常がなかったからといって、かぶれの原因はないということは言い切れません。
今まで使っていた化粧品でも、体調やそのときの皮膚の状態で急にかぶれてしまうことがあるからです。

アレルギー反応でなく、単なる刺激反応でもパッチテストで陽性を示すことがあります。
この場合、反応の違いを判定するには経験が必要になってきますので、医師の判定が必要となってきます。
パッチテストを行って陽性反応が出た場合、皮膚科にてもう一度パッチテストを行い詳細を調べる必要があります。


●用意するもの・ガーゼ・絆創膏
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[パッチテストの方法]

10円玉硬貨大に切ったガーゼにテスト品を塗布します。
二の腕の内側(皮膚が柔らかい部分)に塗布したガーゼを置き、上から絆創膏などで全体をしっかり覆います。
48時間(2日間)貼付します。48時間という時間は必ず守ってください。またこの間、入浴は避けてください。
48時間後にガーゼを取り除いた後、取り除いた部位を
30分後
24時間後
48時間後(取り除いた2日後)
72時間後(取り除いた3日後)
96時間後(取り除いた4日後)
観察してください。成分によっては7日後にアレルギー反応が出る場合もあります。
テストした部分に湿疹、熱感、かゆみなどの異常があった場合、手などでこすらず、すぐに洗い流してください。またテスト中にも刺激など異常を感じたら、すぐに洗い流します。
異常があれば、テストした化粧品を持って速やかに皮膚科専門医に受診します。皮膚科専門医のもとアレルギーの原因を特定することにより、今後のかぶれ予防に役立ちます。
[パッチテストの注意事項]

テスト品を貼り付けている間は入浴、スポーツ、汗をかくような激しい労働を避けてください。
テスト品を貼り付けている間に痛みやかゆみなどの異常を感じたら、すぐに洗い流してください。
汗をかきやすい暑い時期はなるべく避け、涼しい時期に行うようにします。
テストする部位に傷や腫れ物など異常があるとテストはできません。

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